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終端抵抗とは、主に高周波数を扱うデジタル通信をする際に、通信ケーブルの末端で発生する信号の反射を抑えるためにつけられる抵抗のことです。 別名ターミネータともいいます。以下はCAN(Controller Area Network)通信システムにおける終端抵抗の使用例です。メインバスで繋いだECUの中に終端抵抗を付けております。
反射は、伝送路の終端が開放されていると開放端が反射板の様な役割となって、信号を反射する現象のことです。信号を読み取る場合、この反射がノイズとなり正しい情報を読み取れなくなります。 この終端に抵抗を付けると、抵抗がエネルギーを吸収する役割をもつので反射が抑えられます。ちょうど、抵抗に電気を流すとその抵抗でエネルギーが消費されるのと同じなのかと思います。 反射が起きている時の波形のイメージは以下。もともとON/OFFの矩形波の信号だったものが反射の影響により振動しております。この振動波形はリンギングといいます。 (リングとは鐘がなるの意で、振幅の様が鐘を突いた時の音のイメージに繋がることからリンギングと呼ばれています)
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