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公開日:2020/8/4 , 最終更新日:2024/2/9
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前提知識
・モーターの種類
・電磁誘導
・ローレンツ力
・交流電流
誘導電動機式のACモーターの回転原理を説明します。(関連ページ:モーターの種類)
■アラゴの円板
誘導電動機式モーターの基本的な原理の理解には「アラゴの円板」の例が用いられます。アラゴの円板は以下の様に、導体の円板に磁石を近づけ、磁石を導体の円周に沿って公転させると、
円板が同じ方向に回転するというものです。これは電磁誘導によって、導体を通過する磁束の変化に応じて電流が流れ、導体に電流が流れるとローレンツ力が発生して回転するという原理になっています。
■誘導電動機の原理
アラゴの円板の原理を誘導電動機に適用させます。ブラシ付DCモーターと比較すると、よりイメージが付くと思います。
ブラシ付DCモーターはコイルに電流を流すことで、回転力を得ることができますが、誘導電動機は磁石を回転させることでコイルには電流を与えることなく、コイルを回転させることができます。
しかしここで磁石をどうやって回転させるのかという疑問が生じると思います。それは以下で説明します。
■誘導電動機の構造
実際には以下の様な回路となります。三相交流電源に繋げ、ステーター(コイル)に電源を流す事でコイルが磁石となり、ステーターに順番に電流を流すことで、あたかも磁石が回転しているかのように振る舞う事ができます。
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