① ROM
ROMは、CPUの処理速度ではなく、どれだけのプログラムの内容があるか、音声や画像等の容量を使っているかを示しています。
これはPCではなく、主に組み込み機器(特定の用途に特化した機能を持つ機器)で重要なスペックになっており、昔のゲーム機のNEOGEOはその凄さを表すのに100Mショック(第一弾は龍虎の拳(1992年))と言ったりしてました。
なお100Mバイトではなく、100Mビット(=12.5Mバイト)だったと後から知って私はショックを受けました。ちなみにファミリーコンピュータのドラゴンクエストⅢ(1988年)は2メガビット(256Kバイト)でした。
② ビット
ゲーム機にとってROM容量はCD-ROMなどの光ディスクが出てきたことで、大容量化が実現できました。次に注目されたのがビット数です。
ビット数とは一度の演算で処理できる能力を示しており、64ビットは2の64乗のデータを演算できます(詳細は2進数の項で説明)。
ファミリーコンピュータ(1983)は8bit、初代プレイステーション(1994)は32bit、NINTENDO64(1996)は64bit、プレイステーション2(2000)は128bitでした。
③ クロック周波数
クロック周波数とは1秒間に何回の演算が可能かを表しており、例えば100MHzは1秒間に100万回の演算が可能です。
ゲーム機から話は変わりますが、PCのCPUは、以前はどれだけ高いクロック周波数を実現できるかが重要視されていました。
しかしクロック周波数を上げる際にはCPUの発熱が問題となり、およそ2004年以降はクロック周波数を上げるのは打ち止め感が出ております。