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前提知識
■三角比
三角比とは、直角三角形の辺の長さと角度の関係を表したもので、以下式で表します。

三角比は測量を容易にしたいという動機で生まれたものです。例えば以下の様に山の高さを測りたい場合、山までの直線距離と山の頂点に対する角度が解れば良いです。

■三角関数
三角比は主に直角三角形の辺と角度の関係を表したものですが、三角関数は三角形の頂点が同一円状に回転するという概念で、その座標を円の中心から点までの直線距離と角度で表します。
この概念を用いる事で、単なる測量の用途だけには留まらず様々な事に利用できる様になりました。

<正弦波、余弦波>
同一円状を回転する点を波の動きに見立てて表したのが正弦波と余弦波です。波の様な周期関数を三角関数で表現できることも利点の一つです。
sinとcosは位相が異なるだけの関係なので、波の形をみたらその関係を導けます。

<三角関数の微分>
正弦波、余弦波をそれぞれ微分してプロットすれば、微分がどうなるか解ります。

<角度が十分小さいときの三角関数の近似>
θが十分小さい時に以下が成り立ちます。

値は以下のとおり。用途によりますが、5°程度まではほぼ近い値かと思います。

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