nameの使い方(python)

■説明
__name__自体はファイルのモジュール名を定義しているものですが、if __name__ == '__main__':のように記載することで、 importによりファイルを読み込んだ際に中のプログラムまで実行されてしまうのを防ぎます。

■具体例
例えば、test.pyというファイルに以下のようなプログラムが記載されているとします。

print('こんにちは')
print('hello')

このファイルをimportで初めて読み込む場合、読み込むと同時に中のプログラムまで実行されてしまいます。

>> import test

　　こんにちは
　　hello

これを防ぐために、以下記述を追記します。print('hello')だけ実行させないようにします。

print('こんにちは')

if __name__ == '__main__':
　　print('hello')

実行結果は以下のとおり。

>> import test

　　こんにちは

if __name__ == '__main__':とは
この記載にどんな意味があるのでしょうか。それが解るように以下の様にしてみます。

print(__name__)

if __name__ == '__main__':
　　print('hello')

これを実行します。

>> import test

　　test

つまり、__name__という変数には、importによる初回実行時にはファイルネームが格納されており、
__name__ == '__main__が成立しないので、プログラムが実行されないという理屈になっています。

importではなく、ファイルをpython上で開いて実行する場合は以下となり、__name__には__main__が格納されているので、プログラムが実行されます。

>> print(__name__)
>> if __name__ == '__main__':
　　　　print('hello')

　　__main__
　　hello

サブチャンネルあります。⇒ 何かのお役に立てればと

__name__の使い方(python)

nameの使い方(python)