エンジン回転数と車速の関係式



自動車工学

プラントモデル

公開日:2020/10/15         

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前提知識
 ・タイヤ円周の求め方


エンジンやモーターの回転数から車速を求める方法を説明します。

■エンジン回転数と車速との関係式

以下式で表します。


<車速計算の具体例>

<スペック>

 変速ギア比   ⇒ 1速:2.8 , 2速:2.1 , 3速:1.6 , 4速:1.2 , 5速:1.0 , 6速:0.8
 ファイナルギア比 ⇒ 4.1
 タイヤサイズ   ⇒ 175/65R14

 タイヤサイズから円周は1.83mです。(参照:タイヤ円周の求め方)


<計算結果>
例として、エンジン回転数が6000rpm、6速の車速を求めます。



各ギア段における回転数と車速の関係は以下のとおり。



■モーターの回転数と車速との関係

電気自動車などにはエンジン車にある様な変速ギアはありません。 エンジンは高回転になるとトルクが低下してくる(詳細はこちら)というのと、エンジン本体の信頼性から、レース用の車でもない限りせいぜい6000~8000rpm程度までしか回すことができませんが、 モーターはエンジンより高回転まで回り、一般車でも10000rpm以上は回ります。モーター回転と車速の関係式は上式に対して変速ギア比を1として計算すればよいです。 特性は以下となります。











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