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前提知識、関連情報
・酸化還元反応
・活性化エネルギー
■反応熱とは
反応熱とは、反応物が化学反応を起こし生成物になる過程で発生する熱のことです。反応熱には、燃焼熱/生成熱/中和熱/水和熱/溶解熱/融解熱/蒸発熱/昇華熱があります。
<吸熱反応と発熱反応>
反応熱には熱を発生する発熱反応と、熱を吸収する吸熱反応があります。それぞれの反応熱の中にも発熱しかしない反応や、発熱/吸熱どちらもする様な反応熱があります。
<酸化還元反応と反応熱の関係>
例えば以下の様に、必ずしも酸化反応が発熱、還元反応が吸熱という訳ではありません。(参照:酸化還元反応)
<分子の結合を切る場合は吸熱、結合させる場合は発熱>
反応式全体を見た時に、発熱か吸熱かはすぐには解りませんが、個別の分子の反応を見た時に発熱か吸熱かは決まっており、
分子の結合を切る時は吸熱で、結合させる場合は発熱です。
以下は先ほどの吸熱反応の例です。反応の流れは、先ずN2とO2がそれぞれの結合を切る時に吸熱(参照:活性化エネルギー)し、その後NとOが結合する時には発熱となります。総和としては吸熱になります。
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