VPN(Virtual Private Network)の仕組み



通信技術

公開日:2022/12/27        

前提知識
暗号化の仕組み
通信プロトコル
SSL/TLS


■VPN(Virtual Private Network)とは

VPNとは、セキュリティが施されていないインターネット上の回線においても、仮想の専用回線を設けることで安全に通信を行う技術のことです。

インターネットの通信においてデータを相手先にきちんと届けるためには、ヘッダに送信元や送信先のアドレス、通信プロトコルの種類などの情報を付与して送信します。 この時何もセキュリティ対策が施されていない場合、ヘッダの情報を見られてしまうとデータの中身が分ってしまいますが、それを防ぐ役割を持つのがVPNとなります。

VPNが使用される例として、リモートワークにおいて社外の通信環境からインターネットを経由して会社のサーバーにアクセスする際、VPNを使う事で安全にアクセスが可能となります。


■VPNの仕組み

VPNの技術は大きく二つあり、暗号化とカプセル化がなります。

先ずは送りたいデータを暗号化します。次に暗号化したデータに、本来とは異なるヘッダを取り付けることで情報をマスクします(これをカプセル化といいます)。 こうしてカプセル化したデータを通信することで、第3者には何のデータを通信しているか分からなくします。この様にカプセル化したデータの通信をトンネリングといいます。



なお暗号化の手法は「共通鍵暗号方式」と「公開鍵暗号方式」を組み合わせて使用しており、SSL/TLSと同じ手法になります。









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