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Arduino IDEに載っている"LED点滅"のスケッチ例の内容について説明します。下記にスケッチの詳細内容を示します。

① // , /*
緑枠に囲まれている箇所は注釈で、実際のプログラム仕様ではありません。注釈かどうかを区別する為に"//"もしくは"/*"で定義します。具体的には以下のとおり。
・ 注釈が1行で済む場合は "//" を文頭に付ける。
・ 注釈が複数行にまたがる場合は、文頭に"/*" 、文末に "*/"を付けて括る。
こうしてみると、LEDを点滅させるプログラム部分はほとんど無く、シンプルなものになっていることが解ります。
② void setup()
void は返り値を持たない関数の型を表すのに用います。
setup() はボードの電源を入れた時やリセットした時に一度だけ実行されます。変数やピンモードの初期化などに使用します。setup()は省略できません。
③ pinMode(pin,mode)
ピンの動作を入力か出力かに設定します。
<パラメータ>
pin:設定したいピンの番号
mode:OUTPUTまたはINPUT
今回の例では、13番ピンを出力するという処理になります。
④ loop()
繰り返し実行させる処理です。setup()で初期値を設定したらloop()に実行したいプログラムを書きます。loop()は省略できません。
⑤ digitalWrite(pin,value)
指定したピンにHIGH(5V)またはLOW(0V)を出力します。
<パラメータ>
pin:ピンの番号
mode:HIGHまたはLOW
今回の例では、13番ピンにHIGH(5V)を出力するという処理になります。
⑥ delay(ms)
プログラムを指定した時間だけ停止させます。
<パラメータ>
ms:一時停止する時間。単位はミリ秒(1000ミリ秒=1秒)です。
■本スケッチの意味
各関数の意味を把握してもらったので、このスケッチの意味を通しで見てみます。
まず初期化(setup)で13番ピンを出力設定します。その後繰り返し処理(loop)で、13番ピンにHIGHを1000ms間出力し、その後LOWを1000ms出力するという処理になります。
13番ピンにHIGHを出力している場合にLEDが点灯するため、LED点滅という結果になります。
サブチャンネルあります。⇒ 何かのお役に立てればと
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