前提知識
■ドメインとは
ネットワーク上に繋がっている通信機器の住所をIPアドレスといいますが、ドメインとは、IPアドレスを人間が読むのに分かりやすい文字列に変換したもので、
例えば本ページのURL(Uniform Resource Locator)の構成は以下の様になっております。
<独自ドメインとサブドメインの違い>
独自ドメインとは、個人や企業が取得したオリジナルのドメインのことです。
例えば企業はその社名をドメインにすることで、そのwebサイトがその会社のであるという事が一目で分かるようになります。
個人でwebサイトを作る場合でも独自ドメインを作成できますが、ドメイン使用料は有料(年間数千円)のため、
webサービス会社の持っている独自ドメインの中にサブドメインという形で入れてもらうことで、無料でドメインを使用できるところもあります。
またwebサービス会社のサービスには、ドメインだけではなくwebサーバーの使用もパッケージとして無料で提供しているところもありますが、
独自ドメインのwebサイトを持つ場合は、加えてwebサーバーをレンタルするか自前で準備する必要があるので、更に費用は掛かります。
個人で独自ドメインを持つと費用負担の面などからあまり良いことが無いと思うかもしれませんが、webサービス会社のドメインを使用すると自身のサイトに広告が入る場合があるので、
サイトの見栄えが悪くなります(ポップアップ広告が出たり、長期間更新が無いとサイト一番上に大きく表示されます)が、独自ドメインはそれを防ぐことができるのがメリットとして挙げられます。
長く自分のwebサイトを維持したり、複数のwebサイトを持つ場合は独自ドメインを持つ方が良いでしょう(サブドメインをいくつも作ることができるため)。
<なぜ独自ドメインを使用するのに費用が掛かるのか>
上記で独自ドメインの使用料が年間数千円かかると述べましたが、独自ドメインの作成時だけではなく、なぜ継続的に費用が発生するのでしょうか。
その理由は次に述べるDNSというシステムを管理/運用するための費用が継続的に掛かるからです。
■DNSとは
DNSとはDomain Name Systemの略で、ドメインを管理/運用するためのシステムです。上記でドメインはIPアドレスを人間が読むのに分かりやすくしたものであると述べました。
ということはドメインがどのIPアドレスに対応しているか管理する必要があり、ユーザーからそのドメインへのアクセス要望が出た時に、対応するIPアドレスを教える役割などをDNSは持っています。
具体的には以下のような流れでユーザーにIPアドレスを通知します。キャッシュDNSサーバーがユーザーとの窓口になり、IPアドレス情報を持っているDNSサーバーにアクセスします。
最初はルートDNSサーバーと呼ばれる一番上位のDNSサーバーにアクセスし、どんどん下の階層のDNSサーバーにアクセスしながらIPアドレスを探し出します。
IPアドレスを探し出したらユーザーにIPアドレスを通知し、ユーザーはそのIPアドレスからwebサーバーにアクセスができます。
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