|
前提知識
・暗号化の仕組み
■SSL(Secure Sockets Layer)、TLS(Transport Layer Security)とは
SSL、TLSとは、ネットワーク通信を行う際にデータの安全性を確保するための仕組みで、主にウェブサーバーとウェブブラウザ間におけるデータを暗号化して送受信するためのプロトコルです。
例えばアマゾンで買い物する時に、自分の住所やクレジットカードの番号を入力してウェブサーバーに送信しますが、その情報を安全に送信することができます。
そのサイトがSSL/TLSを使用しているか否かは、サイトのアドレスが「http」ではなく「https」から始まっていればSSL/TLSを使用していると判別できます。
なお、初めはSSLが使用されていましたが、その後SSLより安全性を高めたTLSが使われるようになりました。しかし名前としてSSLが定着していたため、TLSのこともSSLと呼ぶ場合が多いです。
ここではTLSの仕組みについて説明します。
■TLSの仕組み
TLSの特徴は、暗号化に「共通鍵暗号方式」と「公開鍵暗号方式」を組み合わせて使用している事です。
「共通鍵暗号方式」は計算量が少ないのがメリットですが、共通鍵を第三者に知られることなく相手に渡すのが難しいのがデメリットです。
一方「公開鍵暗号方式」は秘密鍵が相手に漏れる事が無く秘匿性が高いのがメリットですが、計算量が多いのがデメリットなので、
両者の方式を合わせることで、ネットワーク通信に求められる安全で高速な通信を実現しています。

その考え方として、共通鍵を安全に相手に渡すことができれば、計算量の少ない「共通鍵暗号方式」を使用できます。
そこで以下のとおり共通鍵を「公開鍵暗号方式」で暗号化して相手に渡せば良いという考えです。
サブチャンネルあります。⇒ 何かのお役に立てればと
|
|