エンジン, パワートレイン
・ 1サイクルの燃料量
・ BSCF
・ IMEP , BMEP
・ ハイブリッドシステム
車両運動
・ 車の加速度の求め方
・ トルクと出力の関係
・ 回転数と車速の関係
・ PWR, PMR
・ タイヤサイズ
・ ディスクブレーキ
・ 走行抵抗
・ コーナリングフォース
・ ピッチ, ロール, ヨー
・ 旋回半径
認証試験,法規制
・ WLTP , WLTC
・ 各国認証試験モード
・ CD, CSモード
・ 2サイクル, 5サイクル試験
・ OBD
・ 法規制, 規格
・ モデルイヤー
・ AC電費, DC電費
部品, その他
・ バッテリーの容量
・ バッテリーの充電時間
・ バッテリー関連用語
・ オルタネータ
・ エアコンの原理
・ 普通充電, 急速充電
・ フェイルセーフ,フールプルーフ
・ ギアの種類, スプライン
・ ラジアル, スラスト
・ バックラッシュ
・ TL,BL,WL方向
・ デフ(差動装置), LSD
生産技術
・ 溶接
・ 成形, 加工
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・In English
前提知識
・交流電流
・AC-DCコンバータ
・PWM制御
■オルタネータとは
オルタネータとは主に自動車に取り付けられている、3相の交流電流を発生する発電機の事です。以下図の様に、交流電流は直流に変換(AC-DC変換)され、電気負荷に電力が供給されます。
<B端子>
B端子から出力された電流はバッテリーと並列に繋いで電気負荷に供給します。バッテリーと並列に繋ぐ理由は、バッテリー容量が低下している時にはオルタネータがバッテリーを充電しつつ電気負荷に電気を供給したり、
エンジンの燃費を良くするために一時的にオルタネータを停止し、その間バッテリーが電気負荷に電気を供給できるようにする為です。
B端子の電圧は12~14V、電流はオルタネータのスペックによってまちまちで、最大100~200Aまで流すことができるオルタネータがあります。
<D端子>
オルタネータの発電量は、磁化されたローターの回転スピードと、ローターに巻かれているローターコイル(フィールドコイル)に流す電流の大きさによって決まります(電流が大きい程ローターの磁力が強まる)。
ローターの回転スピードはエンジンの回転数によって決まる(つまりギア段と車速で決まる)ためコントロールが難しいので、ローターコイルに流す電流を調整して発電量をコントロールします。
ローターコイルに流す電流は、ECU(electronic control unit)によるPWM制御でトランジスタをON/OFFする電圧をD端子に与える事でコントロールします。
<P端子>
オルタネータが発電した電圧をP端子からECUに入力し、ECUはその電圧値からオルタネータが狙いの電圧値になる様にDutyを調整するために使用したり、オルタネータの故障検出をするために使用します。
B端子の電圧をECUに入力すれば良いのではないかと思うかもしれませんが、B端子の先にはバッテリーや電気負荷が接続されており、電圧変動が発生するので正常にオルタネータが発電しているかが解りづらいので、あえてB端子とは別の端子から入力しています。
フィールドコイルに流す電流をP端子側の電流としている理由も同様に、安定した電流を供給するためです。
サブチャンネルあります。⇒ 何かのお役に立てればと
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