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前提知識
■プログラム
プログラムとは、コンピュータが処理を解釈し動作できるように機械言語に翻訳された、バイナリ(0と1で記述された)データのことです。
我々はプログラムを作る際は、先ずは人間が理解できるようにアルファベットや数字等を組み合わせ文字列を作り、命令文を記述します。それをソースコードといいます。
そのソースコードをコンパイラというソフトウェアによって機械言語に翻訳します (機械言語に翻訳する事をコンパイルといいます)。
この形式をとるプログラム言語は、C、C++、FORTRANなどがあります。
■スクリプト
スクリプト(script)とは、人間が理解できるように作ったソースコードを機械言語に翻訳する事を意識することなく、そのまま実行できる記述方法のことです。
実際には裏ではきちんと機械言語に翻訳しており、インタープリタというソフトウェアが1命令ずつ機械言語に翻訳して実行しています。この形式をとるプログラム言語は、Python、MATLAB、JavaScriptなどがあります。
<プログラムとスクリプトの違い>

<メリット、デメリット>
スクリプト形式のメリットは、扱いが手軽であるということです。例えば、プログラム実行時に都度コンパイルしなくて良いので、コードのデバッグなども楽に行えます。
またコンピュータとの対話形式(これをインタラクティブという)をとることができる言語もあり、その場合、1命令ずつ実行してその結果を見ながらプログラムを動かせるのも大きなメリットです。
デメリットは、プログラムの実行に時間がかかるということ。またどの様なプログラムになっているか解るので第三者に模倣されやすいという事があります。
これを防ぐために、スクリプト形式のプログラミング言語であってもプログラムを製品化する時などは、一度C言語形式などに変換し、そこからバイナリーデータに変換してリリースするなどの対応を取ります。
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