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前提知識
関数の形が複雑で微分することが困難な場合など、以下の様に関数に直接値を代入して微分値を求める手法を数値微分(Numerical Differention)といいます。

上記は前方(前進)差分といいますが、以下は中心差分といってより精度が良い手法になります。


デジタル信号処理等の分野でも数値微分をよく使いますが、データをリアルタイムで処理する際、前方差分は未来の値を使う事になり不可能な処理となってしまいます。
そこで1つ前の(過去の)データを用いる事で微分を行います。この方法を後方(後退)差分といいます。やっていることは前方差分と変わらず基準をどこに置くかだけの話ですが、
リアルタイム処理では過去の値しか使う事ができないという意味合いを強調しています。なお中心差分は二つ過去のデータを用いることになるので、逆に精度が落ちてしまう場合があります。

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