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公開日:2017/4/13 , 最終更新日:2018/4/4
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前提知識
・ボード線図とは
・Scilabの使い方
Scilabを使ってボード線図を描く方法を説明します。ボード線図についての説明はこちらを参照。
使う関数は以下となります。
■関数
bode(p,min,max,div,['comment'])
p:多項式を定義。但し、pはsyslinで定義された線形システムである必要があります。
min :X軸の開始位置
max :X軸の終了位置
div :X軸の刻み
comment :グラフのタイトル等、コメントを記載
なお、min,max,divを定義しない場合は、X軸はオートスケールになります。
■具体例
以下伝達関数のボード線図を描きます。

細かい条件を指定せず、最も簡単な記述での描き方が以下になります。polyとsyslinを使います。
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s=poly(0,'s');
p=syslin('c',1/(s+1));
bode(p);
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■結果
以下のとおり。グラフは横軸がHzであることに注意が必要です。

■具体例②
以下2つの伝達関数のボード線図を描きます

Scilabコンソール上で以下の様に記述します。clf()は、前に描いたグラフをクリアする処置になります。
==============================
s=poly(0,'s');
p=syslin('c',1/(s+1));
q=syslin('c',1/(s^2+2*s+1));
clf();bode([p;q],0.001,100,['グラフ1';'グラフ2']);
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結果は以下のとおり。

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