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前提知識
・誘導起電力
回転体の位置検出として以下2種類の方法を説明します。
■電磁ピックアップ式
以下の様に突起(歯)をつけた回転体を回し、歯と磁石の距離が近づくことで発生する磁界によって誘導起電力が発生する事を利用して回転位置の検出を行います。
エンジンの回転数を計測するクランク角センサ等に用いられます。

回転体の位置を把握したい場合は、以下の様に欠け歯部分を作ります。回転時は欠け歯部分の出力がLOWになる期間が長くなるため、その場所を基準位置として判別します。回転体の速度だけでよい場合は、欠け歯は不要です。

■ホール素子
ホール素子とはホール効果を発生する素子の事で、ホール効果とは電流が流れている素子に磁場を与えると、フレミングの左手の法則に従ってローレンツ力が加わる方向に起電力が発生する現象の事をいいます。
ブラシレスモーター等の回転数を計測するセンサとして用いられます。

以下が回転位置の検出例です。

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