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・In English
前提知識
・シリアル通信の仕組み
・シフトレジスタ
・クロック発生器
調歩同期式(非同期式)とクロック同期式は、シリアル通信を行う際の一つのデータの区切り位置を認識させる方法です。
■調歩同期式
送信信号の先頭(スタートビット)と末尾(ストップビット)に識別信号を加え送信する方法で、一般的には0が来たら開始、そこから所定ビット後の1を終了と受信側は認識します。
受信側はデータの取りこぼしが無いように送信データより早い周期のクロックで複数回データを読み込み、多数決などで正しい値を決定します。
調歩同期式は本来のデータに対して識別用の信号を付与する分、転送効率が悪くなります。

■クロック同期式
送信用の線の他にもう一本クロック用の信号線を設け、クロックと同時に受信した信号がデータの先頭だと認識する方法です。
こちらは認識用の信号を別ラインで送る必要があるので、余計に回路スペースを取ることになりますが調歩同期式より送信効率が良いです。
なおクロック同期式はノイズが乗った際の耐性が弱く、クロック信号にノイズが乗った場合に、信号の区切り位置を間違ってしまう場合があります。

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