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設計結果がどうなるかを確かめるためのシミュレーション方法を説明します。試しに
ステップ応答にゲインをかけた結果がどうなるかを確かめてみます。
まず以下のようにパレットブラウザからブロックをドラッグ&ドロップして配置し、各ブロック同士を繋げます(設計方法の詳細説明はこちら)。
ブロックを繋げ終わったら、▷のマークのボタンを押してシミュレーションを開始します。

シミュレーションボタンを押すと、別ウィンドウが表れてシミュレーションが実行されます。ただやってみたら分かるのですが、
初期設定ではシミュレーション時間が長く、いつまで経っても終わらないと思います。そこでシミュレーションの設定を変えてみます。
<初期設定でのシミュレーション結果>

■シミュレーション設定変更
以下のように、シミュレーションパラメータの"積分終了時間"を"5.0E00"に変更します。積分終了時間はシミュレーションの終了時間のことで、
これは5.0E00は5秒の事です。E00の部分は10の0乗という意味なので1です。E01ならば10の1乗です。

次にクロックの設定を変えます。クロックをダブルクリックして以下のような設定に変更します。
YminとYmaxはグラフ縦軸の最小値と最大値を意味します。Refresh periodはグラフ横軸に表示する時間を意味します。
例えば5と設定すると、5秒毎に値がリフレッシュされます。今回シミュレーション時間を5秒としているので、こちらも5に設定します。
仮にシミュレーション時間を10秒にしてこちらを5秒にすると、最終的にグラフに表示されるのは5秒~10秒までの間の結果です。

この設定でシミュレーションをかけてみましょう。以下の様になると思います。
一点注意しなければならないのは、設定を変えた後にシミュレーションを行ってもグラフに結果が反映されない場合があります。
その時には、一度グラフを閉じた後に再度シミュレーションをかけるようにしましょう。

実は先ほどの設定だけでは不足があり、追加で以下設定が必要になります。これはシミュレーションの間隔を意味しており
この値が小さければ小さいほど、細かな感覚でシミュレーションします。グラフ上ではシミュレーション間隔の値は
線形補完して表示するので、シミュレーション間隔が荒いと先程のように見えてしまいます。

設定変更後の結果は以下のようになります。

これでシミュレーションの基本的な設定は終わりですが、ステップ開始時間とゲインを変えたときの結果を最後に見てみましょう。

結果は以下のようになります。

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